岩場レポートVol.1 鳳来ボルダー

知り合いのInstagramで見て、何それ！？登ってみたい！！とテンション上がりまくった課題です。
圧倒的な大きさと岩のトップまで続くポッケ地帯。
ポッケ地帯はほぼ垂壁だけど、そこへ出るまではがっつりのルーフ!

ホールドの向き、持ち方、
スタンスホールドの位置とホールド選択、
トゥフックかヒールフックか…
もちろんどんな傾斜でも必要な選択で必要な考察なんだけど、ルーフ苦手な自分は特にしっかり考えます。
じゃないと最悪離陸すら出来ないとかよくあるんです。
ルーフや強傾斜の課題はとにかくトライアンドエラー必須なんですよねぇ。

知り合いの動画をチラッとカンニングしたけど、なぜそんなにスッと手が出てるの？？
ルーフ課題では、他の人の動画をみても自分には出来ないムーブなことが多く、ラインの確認とホールドチェックくらいにしてますね。

見た目持てないけど、なんか持てる一手目

ただ触っただけだと、こんなホールド持てるのか！？ってホールドも、
いざ体勢を作ってそのホールドを取りに行くと持てたりすることあるんですよねぇ。
逆に持てると思ってたのに全く持てない！！ってことも多々ありますけど…
「モグラ」の一手目は前者だったので一安心。

難解なクロス取り

問題は3手目の右手クロス取り。
トライアンドエラー実践中に、
左手のカチを頑張って耐えてぇ、
なんか腰をグリって捻ってぇ、
えいやっと出した右手がいい角度でホールドに収まってくれました。
偶然だったけど、このチャンスを逃してなるものかと
必死で握り込みました！！

その後のムーブは2~3回試してみただけだったので、 確かここら辺って感じで手を出していった感じ。 特にクロス後の左手はうまくホールドを捉えてくれました。

腕パンパンでヨレヨレ…
腰チョーク無く手のひらベトベト…

核心は下部ムーブだと思うけど、
下部をこなした後の上部ポッケゾーンはかなり怖かった〜。
それぞれ持てるホールドだけど、どれが持てるか良く分からないし、
砂・埃・湿気で滑りまくるし、腰チョークバックは必須でした。
バックから出すのを面倒くさがった自分を叱りたい…

できる限り一手一手確かめながら進めて行けたのは、
今までの経験が生きたなぁって心底思いました。

登った瞬間は景色など見る余裕無し！！

岩の上に立った時は達成感よりも安堵の方が強かったです。あと、疲労感w
ちょっと落ち着いた後に嬉しさが込み上げてきました！
高さがあったけど、それ以上に良い景色でした！！
ハイボルダーは登ってる時のギリギリ感と岩の上からの眺めが堪りません。
また新しい、違う景色を見たくなります！！！